岐阜の服飾作家カジタユミが手掛けるGARAより春夏の衣が現在店頭に並んでいます。
昨年末よりFuligoでのお取り扱いが始まった当ブランド。
店頭のみでの販売、通販等は原則致しません。
理由はシンプルに一つ。
着用される方がどんな方かを僕が知りたいからです。
シルエット、生地、色味、ディテールは勿論のこと、性別や体格、年齢などによる見え方の違いをマイナスではなくプラスに捉えられるサイズ感。
GARAの衣は作家と二人でディスカッションを重ねながら仕立てて頂いています。
そんな中で大切になるのが「着る人」です。
「こんな人に着て欲しい」
「あんな感じに合わせて欲しい」
「○○さん似合いそう」
「△△さんなら気付いてくれるかな」
ここに足を運んでくれる方の顔を思い浮かべながらお願いしています。
それ以上も以下もなく、ゆえに通販などは原則致しません。
出会った事がある人々を想いながら縫われたものですから。
今回のSSは一つ大枠を設けて作って貰っています。
いわゆるコンセプト、テーマみたいなものですね。
「30年先着ていて欲しいもの、30年先着ていたいと想えるもの」
これです。
土臭さ、風をはらむ余白、着る程に柔らかく味わいを増す素材。
赤子を抱いてミルクを吐かれても、
草原でそのまま寝転がっても、
鍬を振るう様な暮らしの中でも、
デスクワークに励む中でも、
街の中でも。
多様なライフスタイルの中で消費されていくものではなく、様々なシーン・生き方の中でそこに馴染んでいくもの。
汚れやシミがついてもそれが一つの模様の様に溶け込んでいくもの。
そんなイメージです。
今より5年後、5年後より10年後。
老う程に似合うようになる、その人の形・色味になってく衣。
そんな声の端端をカジタユミの感覚で美しく纏めあげてくれたのが今季の作品達となります。
どうぞ店頭でご試着ください。
自信を持ってお薦めできるものばかりです。
窪田
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分