歪な銀の輪と一粒のバロックパールが連なるシンプルながらもモダンなデザイン。
バロックパールとは歪な形をした不定形の真珠の事。
養殖技術等が未だ確立されていなかった時代には丸い真珠こそが美しく高価なものとされ、歪んだフォルムの真珠は出来損ないのB級品との認識が根強くありました。
しかし、技術が発展を遂げ、安定して丸い真珠が作られる様になった昨今では『無二の個性を持った真珠』として認知される様になり注目を集めています。
そんなこの世に二つとない真珠と銀の輪の関係性、キーワードは『輪郭』です。
一つ一つ形の異なるバロックパールをあらゆる角度から見た際に浮かび上がる輪郭。
それを、放られた石が描く放物線の様なニュアンスで結んだのがこちらの作品です。
上下左右は勿論、微妙な角度の違いで差が出る輪郭を一点一点根気強く切り取って制作されています。
店頭でご覧頂けるのはネックレスとブレスレット、計3型。
素朴なシルエットにふと足を止めた時、初めて覗くその背景。
飽きの来ない、洗練された空気感を漂わせた装飾は、艶やかな真珠と向き合って作られたお薦めの作品です。
窪田
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金曜定休