小さな何気ないピアス。
華美過ぎず、極力なるだけささやかな主張を持ったピアス。
これって探すと中々ピンとくるデザインが無かったりする。
シンプルなデザインは年々増加の一途を辿っていますが、気の利いた琴線に触れるデザインってその中でもかなり限られると僕は感じています。
地金の目の詰まり具合だったり抜け感だったり、程よい遊び心だったり意図して削ぎ落とした事が何となく透けて見える仕上げだったり。
シンプルなものって余分な点が少ないものだけど、その分本当にハマるハマらないがはっきりと分かれる。
簡単そうだけど駆け引きが出来ない分、実は一番難しいものだと想う。
emmeの八木さんと今年のポップアップイベントについて電話している時に丁度こんな話になった。
基本的に量産用の型を作らず、即興ないしアドリブに近い形で制作をする彼女の作品の中に小さなピアスが点在しているのは知っていました。
打算がなくて愛らしい形。
ぼんやりと薫る気がするロジカルな形。
一見チープさを装っているのに、人の身体に着くと凛と化けてキマる感じ。
ちっちゃな形に滲み出る様々な個性。
ありそうでない、っていう月並みな言葉がしっかりエコーする気の利いたサイズ感には作り手のセンスが垣間見えている。
「そうじゃん!中々無いけど近くにいたじゃん!灯台下暗し!正に八木さんのじゃん!」
若干デフォルメもありますが、ざっとこんなやり取りの流れから今回のイベントが企画されました。
先述の小さなピアスとアンティークレースから一点一点作られる作品に焦点を当て「プチピアスとレース」と題してお送りする今会期。
ストックを含めて100点近いアイテムが店頭に集まります。
会期は2/19(土)~3/13(日)の4週間弱。
耳元以外のレースシリーズはリングとバングルを今回もりもりにお送り頂きますので、どうぞこの機会に色々お試し頂ければ幸いです。
丁度いい大きさが並ぶ、丁度いいひと時になりそうですよ。
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emme「プチピアスとレース」
会期:2/19(土)~3/13(日)
会場:Fuligo店頭
期中店休予定日:【2月】24,25,27,28 /【3月】1,4,10,11
【emme】
海の近く、湖の傍
春は一面が緑と喜びに満ち溢れ
夏は広い青空いっぱいに入道雲が見えます
葉が色づき、足元にいろんな実を発見する秋
昼間でも薄暗く、夜になると雷が鳴り響き
気づけば外が音もなく白くなる 長い冬
そんな静かな場所でコツコツとものづくりをしています
古いものや自然が好きです
雨の音を聴きながら窓の外を眺めていると
浮かんでくる色や形、質感
蚤の市で見つけた小さなレースのモチーフなど
集めたアンティークの欠片から浮かぶイメージ
コレクションキャビネットの引き出しに
そっとしまってある鉱物たち
見ているだけでワクワク、ウズウズしてくる
そんな気持ちをアクセサリーに仕立てます
だれかの指先に 耳元に 胸元に
彩りと喜びを与える 小さな宝物になりますように
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[2022年 イベント予定]
・3/5~3/27:Kuraishi Takamichi個展(分室)
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窪田
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分
毎週金曜日定休・不定休