デメニギスってご存知ですか?
SF感のある硬質な響き。
これ、深海魚の名前なんです。
漢字にすると『出目似鱚』
ニギス目デメニギス科に所属し、デメニギス属に含まれる唯一の魚です。
百聞は一見に如かず、という事で先ずは下の動画をご覧下さい。
何とも不思議で幻想的なその姿。
1930年代に初めてその存在が確認されましたが、実際に生きている姿を捉えたのは2004年と未だ最近。
太平洋北部の亜寒帯海域、水深400~800mを主な生息域としており、日本では岩手県以北の沖合に分布しています。
このデメニギス、最大の特徴は頭部および眼球。
頭部はドーム状の膜で覆われ、中は液体で満たされています。
その中に眼球が2つ、浮遊する様に付いているのです。
軸を変えることで前方~真上までの広い視野を持つと云われており、上方から差す僅かな光によって出来る獲物の影を捉え、捕食するものと予想されています。
未だ謎の多いその生態と、他に類を見ない容姿。
そんな深海の神秘に魅了されたmemini(メミニー)が手掛けるデメニギスがこちら。
ドーム状の頭部はレジンで、眼球には天然石を用いて再現しています。
meminiらしい量感溢れる造形と再現力が光る身に着けるオブジェ。
ポップさを散りばめたリングも展開しています。
頭にハットを載せたデメニギス。
首元にはループタイが絞められています。
何とも紳士なその容姿。
クラゲを捕食しているとも言われる事から起きたこちらのデザイン。
獲物と捕食者の関係をユーモアある形で表現しています。
毎回『それを作ったのか!』という驚きとワクワクを与えるmeminiの装飾。
是非実際に手に取ってご覧下さい。
それではまた。
窪田
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