贈答品を包む等の用途の為、古くから用いられている袱紗(ふくさ)をモチーフに制作される『所作』シリーズ。
そもそも袱紗は、包装・覆いとしての実用性を超えて、熨斗袋の水引がくずれたり袋が皺になることを防ぐ配慮、また先方の心中や祭礼を重んじ、喜びや悲しみを共にする気持ちを示す意味を持つとされています。
熨斗袋で金封し、さらに袱紗で包むことで肌理細やかな心遣いを示す、敬う心を形にしたものです。
毎日持ち歩くお財布や、周りの方々から頂戴したお名前を収めるカードケース。
身近な所、何気ない日常の中にも礼節と感謝の念を落とし込む革小物。
『包む』という所作、また、それを『開く』という所作。
そこには先人達が気付き、築いてきた思い遣りの和の精神があります。
今回Fuligo別注作品としてお作り頂いたのは濃紺(ネイビー)に青箔と淡い金箔を施したデザイン。
普段、濃紺に箔をあしらったものは定番アイテムとして制作されていません。
そこで、使い易く味わい深い濃紺に、こちらも普段は定番として使用されていない色味の箔を施した作品をお願い致しました。
左が今回の淡い金箔、右が定番の金箔。
微妙なトーンの違いですが、輝きの角が取れ、ソフトなニュアンスが垣間見える優しい金色です。
こちらは青箔。
濃紺との同系色で合わせる事により、落ち着いたクールな印象を漂わせます。
開いた際にさらりと箔が覗くデザインと、輝きの内側に落ち着いた色味を潜めたデザインとの2パターン。
普段は店頭でお取り扱いの無いショートウォレットも今回はご用意しております。
和装等の御召し物にもぴったりな作品。
革小物をお探しの方は是非この機会にご検討下さい。
窪田
※数量に限りが御座います事をあらかじめご承知おき下さい。
■大切なお知らせ■
Fuligoは2015年3月より金曜定休となっております。お間違えの無いようご来店下さいませ。
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分