栁本美帆 陶展『「à partir de」(ここから)』
明日から11/17までの2週間、ギャラリースペースにて始まります。
酒類をそっと流し込んで初めて意義を全う(まっとう)するぐい呑み。
掻きこむ白飯を留める為の茶碗。
何れも使う者の“唇”に触れる物です。
作家である栁本 美帆が大切にしているのは『デザイン』や『見栄え』のもう少し手前、『器としての親切さ』です。
『自分が使う時、デザイン性に富んではいるが、唇に充てた際にざらつきがあったり、飲み物が真っ直ぐに自分の口元へ流れて来ない物より、馴染みが良く、使い易く、そういった点をしっかり踏まえた上でデザインが豊かな物を選びたい』
触れて、使って、より好きになる器。
生活の一部になる芸術。
白く、じんわりと滲む器。
霧の向こうで燃える朝陽の様な色彩。
釉薬を作る際、電動ミル等を使用せずに手摺りで不均等な粉末を手間ひまをかけて精製する事で1点1点微妙に異なる個性を作り出します。
勿論、口触りは慎ましく。
使う人の事を考えた物作りの火。
そこには大きな労力と時間がしっかり薪の様にくべられています。
多様な表情をランダムに宛がう釜の神様。
『どんな子が出来るのか?』
作家自身も日々出来上がりを楽しみに待ちます。
食卓に温かみを添える、力強くも穏やかな、表情豊かな陶器の展示。
是非会場でご覧下さい。
窪田
栁本 美帆 陶展
「à partir de」(ここから)
11月3日(火)〜17日(火)
栁本 美帆 オフィシャルサイト
http://bellevoile.jp
オーナーブログでも紹介しています。
http://www.wij.link/miho-yanagimoto/
■大切なお知らせ■
Fuligoは2015年3月より金曜定休となっております。お間違えの無いようご来店下さいませ。
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分