『大切なものがあった気がする』
記憶を失くしてしまう病を抱えた少女。
彼女にとっての記憶。
それは陽射しに溶ける雪だるまの様。
線香花火の様に儚げで、泡の様に繊細で脆い煌めき。
気付けば其処に在って、気付かない間に此処にないもの。
小さな掌からさらさらと零れ落ちた断片の堆積。
始点であり終点、表であり裏、メビウス環状線 追憶往き の待合室。
しわくちゃの楽譜、褪せた彩りの花々、レースの影、いつかの誰かと交わした便り、珊瑚の様な折れ木と光の関係性。
空間という『線』から『点』を探す為の展示となります。
多くの感性の交差点、是非生の身体で。
yuka ishikawa 個展『追憶のアトリエ』
会期:7/1(土)~7/30(日)
会場音楽:夢中夢
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分