身体とジュエリー
ジュエリーを身体のかたち、質感、動作の移ろいに漂わせ、
そこで生じる調和や対比によって、互いの内なる輪郭を浮かび上がらせる
自身を装飾するのではなく、
存在を誇示するのでもない
また、過去でも未来でもない
ジュエリーを通して今の自分を知り、
今の自分を通してジュエリーを知る
身に纏い互いの存在を感じ、呼応し合う二つのobjects
Body and jewelry
Let the jewelry drift with the shape of the body, the texture, and the transition of motion,
to let the internal silhouette within each other appear by harmony and contrast that is born.
It’s not a self adornment.
It’s not an object to appeal your existence.
It’s not an object to project your past nor the future.
Know your present self through jewelry,
and know the jewelry through your present self.
Two objects that resonate
by wearing and feeling each other’s existence.
Fuligoでは初めてのご紹介となる『revie objects(レヴィ オブジェクツ)』の展示販売会を4/29(金祝)~5/22(日)の会期で執り行います。
感覚的な造形、緻密に練り上げられたロジカルなフィット感。
「宇宙より先に知性が存在している」
近代建築を想起させる佇まいの作品とそこに根差したコンセプトを見聞きした時、はっと浮かんだのは天文学者フレッド・ホイルの言葉だった。
これは以前指環について人と言葉を交わす中で「ジュエリーって宇宙に似ている」といった話になった記憶にも起因していたのだと想う。
1号毎で異なるのはたかだか0.3mm程なのに、この小さな違いで大きかったりピッタリだったり小さかったりが大きく分かれる。
同じ工程を同じ工具で行った表面の仕上げでも、それを担った人によって差異がある。
外見上同じ線形・厚さの指環が並んでいたとしても、使われている地金の量であったり中身の詰まり方次第で心に響くものが限定されたりする。
覗けば覗く程、際限無い違いが圧縮されて詰まっている気がして「喩えるならリングの環の中はブラックホールなのかもしれない」なんて事をだらだら話していた過去が点滅して見えた。
着け方や着用時の画、様々な詳細に封がされた状態のそれらには匿名的な美があり、身体に沿う事ではじめてジュエリーとしての輪郭・名を冠した静物へと昇華されていく。
先述のフレッド・ホイルの言葉の意図(興味ある方は調べてみて下さい)とは又少し異なっている部分もあるのだけれど、知性を探求心や好奇心って言葉に置き換えるなら、何だか妙にしっくり来る語感がある。
無重力空間で上下左右も分からないまま浮遊している自身やモノを上記の心でもって定義する、それが出来て初めて前後が定まる。
この前後を過去未来に置き換えるなら、またこれも revie objects のコンセプトにリンクして取れる。
シルバーやゴールドをメインに、スタイリッシュなデザインを提案する当ブランド。
身に着ける事で生まれる発見を体感しにいらして下さい。
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revie objects 展示販売会
会期:4/29(金祝)~5/22(日)
会場:Fuligo店頭
期中店休予定日:5/2, 5/6, 5/11, 5/13, 5/16, 5/20
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[2022年 イベント予定]
・4/16〜5/8:suzuki yuki個展「 foundation × conditioner 」(分室)
・5/14~5/29:nejicommu個展「on time」(分室)
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窪田
アクセス:
矢場町駅1番出口から徒歩5分
栄12番出口から徒歩10分
毎週金曜日定休・不定休