イメージして下さい。
友人と写真を一枚撮りました。
若い表情の片隅で光る真新しい指環が一本、確かにそこには在りました。
大切な人と写真を一枚撮りました。
緩んだ表情の片隅で光る少し褪せた指環が一本、確かにそこには在りました。
赤子を抱く大切な人と写真を一枚撮りました。
落ち着いた表情の片隅で鈍く光る指環が一本、確かにそこには在りました。
大切な人達と写真を一枚撮りました。
皺の増えた表情の片隅で朽ちた指環が一本、いつかと変わらない石の輝きが確かにそこには在りました。
始まりから終わりを結ぶ一隻の舟として作られた『巡る指環』
歳を重ねて行く肉体を色褪せるシルバーで、日々の堆積の中でも色褪せず、一つの標として輝き続ける魂をハイクラスのダイヤモンドで表現しています。
金やプラチナを用いて変わらない事への美を追求するのではなく、変わって行く事への美を追求した作品。
極端な程シンプルに制作されたこの一本には、辞書の様に厚みのある背景はありません。
『ただ寄り添って行く事』
その一文が記された紙切れ一枚に、着用者自身が重みを与えていく装飾です。
価値の決め方は時間に比例する部分も小さくない、改めてそう悟れた逸品。
是非手に取ってご覧ください。
どうぞよしなに。
窪田
アクセス:
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