毎年この時期の恒例となりつつある所作のトランクショー。
今年も2/8(土)~2/23(日)の会期にて開催致します。
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[所作とは]
贈答品を包む紙を折る礼儀作法「折形」
礼の心を形に表す、日本だけに受け継がれてきた600年以上の歴史がある美しい様式です。
そんな様式を以て『お祝いを汚さない様に』と相手を思い遣る心と、帯を広げ贈り物を見る喜びを演出する袱紗(ふくさ)がモチーフ。
感謝の心を表す「包む」という「所作」をデザインに落とし込んだシンプルながらも上品な風合いを薫らせる作品。
箔や塗りで表現された色味は華やかさの裏に奥ゆかしさを感じさせます。
折り畳むパターンとたったひとつのねじ留めによって構成されたシンプルかつ完成された構造。
上品さが詰め込まれた『和』のディテールはオリガミのような革小物として海外からも高い評価を受けています。
“MADE IN 姫路”のクォリティに目を見張るオリジナリティ溢れるレザーグッズをご堪能下さい。
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所作のデザインはパターン時点で既に完成していると言っても過言ではありません。
展開図型をレザーに押し当てて裁断し、一部をボルトで留める。
言葉にすると至極シンプルですが、それを可能にしているのはその手前のしっかりとした仕込みにあります。
一般的なレザーの厚みで同様の事を行うと、その厚みによる“張り”からレザーが起き過ぎてしまったり、裁断面に縫製を施さなければ傷みが生じてしまったりといった問題が出てきます。
その点、所作の作品は通常のレザーにかける数倍の時間をプレス・なめしに費やす事で、一枚革の時点で薄く、しっかり目がつまった土台を制作しそういった問題を解消しています。
作品になる前段階に一手間の重きを置く事で、ミニマルでいて洗練された印象が薫る小物が出来上がるのです。
店頭ではよく“畑”に喩えたお話をお客様にしています。
何も植わっていない土の段階から惜しまず手間をかけていく。
そんな畑から採れた実りは何の味付けをしなくともそのままで充分に美味しい、といった喩え。
また、所作はレザーに付いた傷跡などもデザインに組み込んでいます。
“一頭一頭違う個体なのだから違いがあって当然”
そういった観点も畑に喩えるなら、虫食いがあるのは無農薬の証、みたいな表現になるのではないでしょうか。
そんな革小物が一堂に会する希少な会期。
通常店頭ではあまり展開していないショートウォレット・コインケース・カードケースをはじめ、今会期ではリデザインされたショルダーバッグも初登場となります。
どうぞこの機会に、会場へ足をお運び下さいませ。
百を越える作品群とご来場をお待ちしております。
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所作 trunk show
会期:2/8(土)~2/23(日)
会場:Fuligo gallery
会期中店休:毎週金曜日
営業時間:12:00→20:00
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[2020年 イベントスケジュール]
・2/8~2/23 :所作トランクショー(ギャラリー)
・2/29~3/8 :ネオヴィンテージ時計展(店頭)
・3/14~3/22 :jouer avec moa? オーダー会(店頭)
・3/14~3/29 :GARA 2020 spring(ギャラリー)
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窪田